2023年度森林立地学会シンポジウム『知られざる「森林土壌と気候変動」 -カーボンニュートラル(ネットゼロ)の鍵を握る土壌-』

盛況のうちに無事終えることができました。皆さま多数のご参加有り難うございました。

なお、ご参加くださった方からのご質問に対し、講演者からのお答えをQ&A形式にて掲載致します。

[シンポジウムでのご質問に対するお答え]

 

当日の発表につきまして、YouTube動画による閲覧が出来るようになりました。下記からご覧下さい。

[シンポジウム当日の発表動画(YouTube)]

 

知られざる「森林土壌と気候変動」

-カーボンニュートラル(ネットゼロ)の鍵を握る土壌-

カーボンニュートラル(ネットゼロ)への取り組みが加速しています。森林の重要性は気候変動(地球温暖化)問題が取り沙汰され始めた数十年前から認識されてきましたが、その重要性はこれまで以上に高まっています。「森林」と聞くと、樹木による炭素吸収を思い浮かべるかもしれませんが、実は炭素は樹木よりも土壌に多く蓄積しています。また、土壌は第2の温室効果ガスであるメタンも吸収しています。土壌は樹木と同じぐらい、またはそれ以上に気候変動問題の鍵を握っていると言えます。このような一般的にはあまり認識されていない「森林土壌と気候変動」について、土壌の重要性、メカニズム、測定法、最新の推定などを分かりやすくご紹介していきます。また農業分野の動向や民間企業の取り組みについても紹介します。

今回もオンラインでの開催としましたので、多くの皆様の参加をお待ちしています。参加申し込みは登録フォームよりお願いします。 多数のお申し込みありがとうございました。

なお,日時と発表タイトルは変更する可能性がありますので、最新の情報は、学会ホームページやメーリングリストで、随時お知らせします。

日時:2023年3月22日(水) 13:30~15:30(予定)

場所:オンライン開催(方法は決まり次第、お知らせいただいた連絡先にお知らせします)

定員:500名程度(事前登録制)

参加費:無料

対象:森林のカーボンニュートラルや土壌に興味をお持ちの方々(専門家、企業の担当者、コンサルタント、大学生から一般の方まで)

主催:森林立地学会

発表プログラム(敬称略、題目は仮):

1.       土壌と気候変動・世界の動向(森林総研・橋本昌司)

2.       日本の森林における土壌炭素(森林総研・石塚成宏、山下尚之)

3.       森林のもう一つの炭素貯留である枯死木(森林総研・酒井佳美)

4.       第2の温室効果ガスメタンを吸収する土壌(京都大学・坂部綾香)

5.       農耕地における炭素貯留と温室効果ガス排出(農研機構・片柳薫子)

6.       民間企業による国際的な枠組みへの対応(住友林業株式会社・喜多智)

7.       総合討論

(コーディネーター:森林総研・橋本昌司)

問い合わせ先:山下尚之(森林総合研究所)・渡邉仁志(岐阜県森林研究所)

E-mail:ritchi_excursion@ffpri.affrc.go.jp

電話:029―829―8227 住所:〒305―8687茨城県つくば市松の里1