海岸林と立地環境-海岸砂丘から森林まで-

2010.4.5.~4.6.

初日は、海岸林研究の背景や茨城県林業の現状について学び、鉾田試験地における海岸林の研究を見学しました。
2日目は、原子力研究所の敷地内での海岸林研究の試験地を見学するとともに原子力研究所(J-PARC)を見学しました。その後、ひたち海浜公園にて、海岸砂丘から森林に至る植生変化を見学しました。

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筑波大学から出発したバスの中では、最初に、海岸林に関する研究史について、河合英二氏(本会会員)に講義をしていただき、今回の現地研究会のテーマにつ いての理解を深めました。また、茨城県林業技術センターの方から、茨城県の林業について特徴や現在取り組まれている研究について、ご紹介いただき、茨城県 の林業の実態について学びました。


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鉾田試験地では、茨城県林業技術センターがこれまで取り組まれてきた海岸林研究について、土壌改良による緑化の進め方、植生の違いによる成長の違いなどから、実際の研究成果をご紹介いただきました。

 

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原子力研究所では、森林立地に関係が深いブナ林生態系における炭素貯留について同位体を用いた研究を講義いただき、その後、森林総研で取り組んでいた飛砂影響の試験地を見学しました。


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ひたち海浜公園では、海岸砂丘を案内していただき、森林に至る植生変化を見学しました。