森林立地学会誌 森林立地49(2), 2007, 157〜160

Jpn.J.For.Environment 49(2), 157−160  2007

 

ニュージーランドの土壌炭素モニタリングシステム

 

石塚成宏*・小林政広*

森林総合研究所

 

京都議定書では土壌,枯死木,リターに蓄積されている炭素量を報告する必要がある。本報告では,ニュージーランドにおける土壌炭素モニタリングシステムとそれを用いた議定書用報告方法を調査した結果を述べる。ニュージーランドでは1940年代からNational Soil Databaseが構築されており,その炭素データを拡張して現在の土壌炭素量データベースを作成している。これらの土壌炭素データと土壌,気候,土地利用,地形などのGISデータセットとの比較解析(一般線形モデル,GLM)により,国土の土壌炭素蓄積量が推定されている。

 

Shigehiro Ishizuka and Masahiro Kobayashi: Soil carbon monitoring system in New Zealand

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